【デッキ紹介】BiG Crunch

f:id:Maisondesu:20231017205515p:image

 

はじめましてこんばんは。臥煙たるとと申します。

普段は机上の空論デッキを組んではニコニコする生活を送っています。

さて今回は、フォトン・ジャンパー》を使いまくるデッキ、【Big Crunchの紹介です。

 

デッキコンセプト

 

フォトン・ジャンパー》うぜェ~~~……!

f:id:Maisondesu:20231019135609j:image

急に出てきて勝手にバトル終了を宣言され、さらにアドバンテージまで稼いでくる。友人とのフリーで使われてあまりにも許せなかったので、今度はこっちの番。めちゃくちゃに使いまわすデッキを組んでやろうと思いました。

f:id:Maisondesu:20231018062536j:image

フォトン・ジャンパー》のサーチ効果も使いたい都合上、一旦墓地に送って、それを回収する形で使いまわそうと考えました。そこで、継続的に墓地のカードを回収できるカードとフォトン・ジャンパー》を使ったデッキにしていくことにしました。

 

継続的な墓地回収カードについていろいろと調べていたとき、ふと《ドリル・ウォリアー》と目が合いました。

f:id:Maisondesu:20231019135720j:image

手札こそ一枚必要なものの、除外という相手にとって触りにくいゾーンに飛びつつ帰還時にモンスターならなんでも回収可能。なにより《ライティ・ドライバー》1枚から《憑依覚醒‐デーモン・リーパー》を経由して簡単に出せる点が偉い。昔からずっと使ってみたかったカードということもあり、デッキに採用することにしました。

 

ただここで、無視できないフォトン・ジャンパー》の弱点に気付いてしまいました。それが、自分のバトルフェイズでさえも飛ばしてしまうことでした。継続的に回収することになるなら、自分ターンの戦闘すらも毎回スキップされることになり、結果としては遅延するだけ遅延して勝ち筋は相手の山札切れとかいうとんでもないデッキになってしまいます。

f:id:Maisondesu:20231018062714j:image

 

この状況下で勝つ方法は大きく分けてふたつ。

 

①意図的にフォトン・ジャンパー》の効果を使わずに、1ターンで8000を削りきる

②特殊勝利で勝っちゃう

 

とはいっても、①の方法をとれるようなデッキならそもそもフォトン・ジャンパー》を複数回使ってまで遅延する意味が皆無です。

f:id:Maisondesu:20231018062802j:image

そこでこのデッキでは、特殊勝利を目指すことにしました。

 

今回採用する特殊勝利は《終焉のカウントダウン》にしました。

f:id:Maisondesu:20231019141657j:image

デッキに『遅延してカウントダウンで勝つ』という一貫性を持たせられつつ、いわゆる斬機初動でフォトン・ジャンパー》と一緒にサーチが可能。かなりこのデッキにあった勝ち筋でした。

 

ということでこのデッキの流れとしては、

⑴斬機初動でフォトン・ジャンパー》《終焉のカウントダウン》を揃える。

 

⑵遅延している間に気合で《ライティ・ドライバー》を引いて《ドリル・ウォリアー》を建てる。

 

⑶20ターン後の勝利を待つ。

 

となります。ただ、相手もしっかりした遊戯王プレイヤーならば、デッキ内のあらゆる手を使って突破を試みてくるでしょう。それに対しての対策もしっかりと採用しているので、デッキリストと一緒に観ていきましょう。

 

デッキリスト

f:id:Maisondesu:20231018063239j:image

まずはこのデッキでやらなければならない、斬機初動と《ライティ・ドライバー》へのアクセスについて見ていきます。

 

斬機初動はあまりにも有名なので詳しい手順などは割愛しますが、レベル4モンスター2体で《塊斬機ダランベルシアンを作るのが条件なので、フォトン【ギャラクシー】にランク4初動を任せることで、フォトン・ジャンパー》のサーチ効果のバリューを上げようと考えました。

 

次に《ライティ・ドライバー》のアクセスについてです。おろかな埋葬レフティ・ドライバー》を落として次ターンにサーチする動きは、あまり強いとはいえない動きですが、遅延がコンセプトのこのデッキなら自然と正当性が生まれます。

しかしそれでも枚数は本体と合わせてもまだ4枚。安定したとはまだ言えません。《ドリル・ウォリアー》自体あまり初ターンになんとしても建てたいカードではないですが、せっかくならばもう少し枚数が欲しいです。

 

そこで見つけたのが機械仕掛けの夜‐クロック・ワーク・ナイト‐》です。

f:id:Maisondesu:20231019135906j:image

墓地から除外することによって機械族・地属性をサーチできるこのカード。《ライティ・ドライバー》もしっかりサーチ可能かつ、戦闘を行わず、初動の《終焉のカウントダウン》で必ずライフを払うことでほぼ確実に効果発動がねらえる《ダイナ・ベース》もサーチでき、かなりこのデッキと相性が良く、採用に至りました。

f:id:Maisondesu:20231019135930j:image

《クロックワークナイト》を落とすための《おろかな副葬》を採用するなら、もう1枚くらい落としたい魔法・罠カードが欲しくなってしまいます。一応《ギャラクシー・サイクロン》も落として効果があるカードですが、あまり面白みはありません。できれば守れるカードかつレベル4モンスターを供給できるカードが望ましいです。こうして色々と調べてたどりついたのが《救いの架け橋》でした。

f:id:Maisondesu:20231019140005j:image

墓地除外によってフィールド魔法と宝玉獣モンスターを用意できるこのカード。フィールド魔法の中には相手の展開を阻害できるカードとして《サモンブレーカー》《召喚制限‐エクストラネットなどそこそこ選択肢がありますが、その中で今回採用することにしたのが《デュエル・アカデミア》です。

f:id:Maisondesu:20231019140044j:image

妨害効果にしては薄くね?と思いがちなこのカードですが、あるカードとのコンボでとんでもない妨害に化けることになります。

f:id:Maisondesu:20231019140118j:image

そのカードを説明するためにも、このデッキの主な守り札を見ていきましょう。

 

このデッキの守りの要はこのふたつ。

 

フォトン・ジャンパー》によるバトルフェイズスキップ

《召命の神弓‐アポロウーサ》による無効

 

フォトン・ジャンパー》がアポロウーサを戦闘から守り、アポロウーサがフォトン・ジャンパー》に対処してくるモンスター効果から守る。かなり相性のいい2枚といえるでしょう。

f:id:Maisondesu:20231018062841p:image

 

 

更にここに《デュエル・アカデミア》も加わると、とんでもないことになります。

 

肝なのが機械・天使・悪魔族がいるときの効果。《アポロウーサ》の効果無効を使って下がった打点が、《デュエル・アカデミア》によってすかさず元に戻るどころか上昇していきます。

 

更にこのデッキでは相手ターン・自分ターン両方のターンでモンスター効果を使うことも簡単、さらに戦闘からも守りやすいため、際限なく《アポロウーサ》の打点が上昇し、とんでもない量の無効効果を打つことができるようになります。

f:id:Maisondesu:20231019140438j:image

といったところでだいたいこのデッキの全てのギミックは紹介し終えたので、今一度デッキリストを見つつ、説明していないカードとエクストラデッキを中心にざっくりと紹介していきます。

f:id:Maisondesu:20231019140457j:image

フォトン】【ギャラクシー】関連

f:id:Maisondesu:20231019140516j:image

基本的にはランク4を組むことを考えたモンスター選択になっています。

 

フォトン・アドバンサー》のみ2枚引いてもランク4になれるため優先して採用し、《銀河の修道師》によるドロー加速を使いやすくするために種類を散らしています。

f:id:Maisondesu:20231019140609j:image

f:id:Maisondesu:20231019140612j:image

魔法・罠カードは主に《アポロウーサ》で触れない相手の魔法罠や処理しにくい高打点を処理するためのカードを選択しています。

 

《斬機ダイヤ》

f:id:Maisondesu:20231019141221j:image

斬機初動で自由枠になる3枠目の斬機は無難にダイヤにしました。無効効果がやはり強力なうえ、2枚目を引いた場合ランク4につなげられる点や、後々引いてきた《斬機方程式》で蘇生した際に攻撃力が2000を超え、《銀河眼の煌星竜》のリンク素材の条件を達成できる点など、複数のシナジーがあります。

f:id:Maisondesu:20231019141228j:image

《宝玉獣コバルト・イーグル》

f:id:Maisondesu:20231019141232j:image

《救いの架け橋》でサーチしてくる宝玉獣としての採用。カウントダウン発動後はただただ同じ動きをし続けるだけなので召喚権が浮き、素引きのケアも容易ではあります。全然引きたくはない

《生命力吸収魔術》

f:id:Maisondesu:20231019141238j:image

戦闘をしない都合上、自分・相手の盤面にモンスターが埋まりがちです。それによってかなり高効率の回復カードになるかと思って採用しました。基本的には《ダイガスタ・エメラル》などでデッキに戻した天獄の王》によって発動を目指しています。

《エクシーズ・アーマー・フォートレス》

f:id:Maisondesu:20231019141302j:image

斬機初動を完全に4×2でしか組めない以上、素材になっている斬機を全て墓地に送る必要があるので採用。サーチしてくる《アーマード・エクシーズ》まわりには残念ながらほとんどシナジーはありませんが、回り始めでまだ手札が細いときの《ドリル・ウォリアー》の手札コストになるのは使っててとても助かります。

 

余談ですが、このデッキを組み始めたマスターデュエルではまだ未実装で、泣きながら《グラビティ・コントローラー》を重ねています。苦しい。

 

 

《PSYフレームロード・Ω》

f:id:Maisondesu:20231019141308j:image

《斬機ダイヤ》から1枚でスッと出せる8シンクロとしての採用。ヤバそうなカードをサーチされたときにお祈りで飛ばした時の快感に震えて抜けなくなってしまいました。(意味深)

 

墓地効果もデッキアウトを防いでくれるうえに《銀河眼の煌星竜》の素材になれるのもよし、なんなら効果起動のために場から一旦離れてくれるのも、展開を妨げず◎です。やっぱり便利。

 

《S:Pリトルナイト》

f:id:Maisondesu:20231019141314j:image

採用しちゃった。さすがに最強です。直接攻撃できないデメリットもほぼ無関係、戦闘からも守れてかつ素材も緩い。すごすぎる。

 

《I:Pマスカレーナ》

f:id:Maisondesu:20231019141317j:image

リトルナイトマスカレーナはしません!通してください!家族が待ってるんです!

基本的には《アポロウーサ》に破壊耐性をつけるための中継点として採用。結局ダメじゃねーか

 

おわりに

 

というわけでドロー!エンド!相手ドロー!相手バトル!ジャンパー!相手エンド!を20回するデッキ(曲解)、【Big Crunchの紹介でした。

 

ギミックとしてはかなり非人道的かつアホほど時間がかかるという自覚があるのでなかなか使いにくいデッキになってしまったなとは思いますが、アカデミア周りやギャラクシー周りがきれいにまとめられて、デッキの仕上がりとしてはかなり満足です。

 

超個人的にですが、《ドリル・ウォリアー》《終焉のカウントダウン》フォトン・ジャンパー》に斬機初動と、昔から使ってみたかったカードやギミックをたくさん使えて、ギミックに組まされている感覚のある、組んでいても楽しいデッキでした。

 

ギャラクシーまわりに初めて触ってみたのですが、思っていたよりずっととっつきやすいテーマで楽しかったのでもしよければ。大手を振って《ギャラクシー・サイクロン》を採用できるのちょっと気分が良すぎる。

 

今回のデッキやちょっと形にしたけど記事にはしていないデッキ案などはすべて私のニューロン(下のQRコード)にあります。フォロー・いいねなど励みになります。いつもありがとうございます。

f:id:Maisondesu:20231019141036j:image

というわけで臥煙たるとでした。対戦ありがとうございました。また、どこかで。